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2026.7.2

屋外用デジタルサイネージとは?
選び方のポイントと導入事例を解説

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屋外店舗
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店舗の前に看板を置いているけれど、通行人の目に留まらずなかなか集客に結びつかないと悩んでいる方に向けて、屋外用デジタルサイネージについて解説します。

インデックス
屋外用デジタルサイネージとは?
屋外用デジタルサイネージと屋内用の主な違い
屋外用デジタルサイネージの主な分類
屋外用デジタルサイネージの導入事例
屋外用デジタルサイネージを設置する際のポイント
まとめ

屋外用デジタルサイネージとは?

屋外用デジタルサイネージとは、店先や街頭で動画や画像を使って通行人にアピールする電子看板のことです。近年、この電子看板を用いた広告市場は急速に拡大しており、多くの企業が集客の武器として注目しています。

ここでは、まず屋外用サイネージの基本的な役割や定義と、今後の市場の将来性について詳しく解説していきます。

屋外用デジタルサイネージの定義

屋外用デジタルサイネージとは、駅前やビルの外壁、店舗の入り口など、屋外環境での情報発信を目的として設計された電子看板システムのことです。

従来の紙のポスターや静止した看板とは異なり、動画や複数の画像を時間帯などに合わせて切り替えて表示できるため、道行く人々の目を引きやすいという大きな特徴があります。とくに人通りが多い場所では、動きのある明るい映像が視界に入ることで、自然と画面に注目を集める効果が期待できるでしょう。店舗の認知度を高めたいと考えている方や、タイムリーな情報を発信したい企業にとって、有益な集客ツールと言えます。

導入を検討する際は、自社の状況に合わせて適切な設置場所や表示内容を十分に考えることが大切です。

屋外用デジタルサイネージの主な設置場所 期待できる効果や役割
商業施設やビルの
入り口付近
来館者へのキャンペーン告知やフロア案内を行い、スムーズな誘導を促します。
路面の飲食店の
店頭スペース
おすすめメニューの動画や調理風景を流して、通行人の入店意欲を高めます。
駅前の広場や歩道沿い 幅広い層に向けた広告宣伝や、地域の防犯・防災情報の発信を行います。
建設現場の仮囲い 近隣住民に向けた工事の安全対策や進捗状況に関するお知らせを表示します。

拡大するデジタルサイネージ広告市場と将来性

近年、このデジタルサイネージの市場は大きく成長を続けています。街を歩いていると、あちこちで大型の電子看板を目にする機会が増えたと感じている方も多いのではないでしょうか。

デジタルサイネージの広告市場は年々拡大を続けており、2025年の市場規模はすでに1,110億円に達したと推計されています。多くの企業が屋外でのデジタル広告の価値に気づき投資を増やしている状況であり、2030年には1,647億円に達すると予測されています。

多くの企業が屋外でのデジタル広告の価値に気づき、広告媒体としての投資を積極的に増やしている状況です。今後も市場の拡大が見込まれるため、早い段階で導入を検討しておくことで、競合他社に先んじた効果的な情報発信が可能となります。

【関連記事】デジタルサイネージとは? 得られる効果や活用事例を徹底解説!|株式会社USEN MEDIA PROMOTION

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屋外用デジタルサイネージと屋内用の主な違い

デジタルサイネージを屋外に設置する場合、屋内用の機器をそのまま流用することは推奨しません。なぜなら、屋外は太陽の強い光や急な雨、激しい温度変化など、精密機器にとって非常に過酷な環境だからです。

ここでは、屋外専用の機器に欠かせない「画面の明るさ」と「優れた耐久性」という2つの大きな違いについて説明します。

直射日光に負けない輝度(カンデラ)の高さ

屋外用と屋内用を比較した際の大きな違いの一つが、画面の明るさを示す輝度の違いです。輝度はカンデラ(cd/㎡)という単位で表されており、この数値が大きいほど画面が明るく、遠くからでも見やすくなります。

屋外環境では、日中に太陽の強い光が直接画面に当たるため、屋内用の機器をそのまま使用すると画面が暗く沈んでしまい、表示されている映像がほとんど見えなくなってしまうという問題が発生します。屋外用途においては直射日光の下でも十分な視認性を確保するために、1,500cd/㎡以上、直射日光が当たる環境では2,500〜3,500cd/㎡以上の高い輝度を持ったディスプレイが必要とされています。

せっかくコストをかけて導入しても、道行く人々にコンテンツがしっかりと見えなければ本来の役割を果たせません。そのため、設置を予定している場所の日当たり具合を考慮しつつ、適切な輝度を備えた機器を選ぶことが重要となります。屋外サイネージ選びで見落としがちなのが「夜間の明るさ」です。昼間用の高い輝度のまま夜間も映像を流し続けると、「眩しすぎる(光害)」として近隣トラブルの原因になります。周囲の明るさに合わせて自動で画面の輝度を下げる「自動調光機能(環境光センサー)」が搭載されたモデルを選ぶことを強く推奨します。

雨風や温度変化に耐える防塵・防水・耐久性能

もう一つの大きな違いは、過酷な自然環境に耐えうる頑丈な設計が施されているかどうかという点です。

屋外では突然の雨や強い風、飛来する砂ぼこりなどに常にさらされるため、機器の内部に水や異物が入り込まないような防塵および防水性能が求められます。また、真夏の直射日光による高温や、冬の厳しい寒さによる結露など、激しい温度変化にも対応しなければなりません。

そのため、多くの屋外用機器には、内部の温度を一定に保つための冷却ファンやヒーターが内蔵されています。さらに、予期せぬ飛来物やいたずらによる画面の破損を防ぐために、ディスプレイの表面に分厚い強化ガラスが採用されていることも珍しくありません。

屋外環境では、機器ごと持ち去られる盗難リスクにも備える必要があります。自立スタンドタイプの場合は、地面へのアンカーボルト固定や、強固なワイヤーロックで物理的に施錠できる構造かを確認してください。また、排気ガスや砂ぼこり、鳥のフンなどで画面が汚れると極端に視認性が下がるため、スタッフによる「定期的な水拭き清掃」が運用フローに必須となる点も留意しておきましょう。

長期間にわたって安定して稼働させるためには、これらの環境耐性がしっかりと備わっているかを仕様書で確認することが大切です。

性能の項目 屋外用デジタルサイネージに求められる主な基準
画面の輝度(カンデラ) 1,500から3,500カンデラ(cd/㎡)程度の、太陽光に負けない高い明るさが必要です。
温度管理機能 冷却ファンやヒーターを搭載し、極端な温度変化から電子回路を守ります。また、直射日光の熱で液晶が真っ黒になる「ブラックアウト現象」を防ぐため、耐熱性の高い特殊な液晶パネル(高Tniパネルなど)が採用されているかの確認も重要です。
耐衝撃性能 強化ガラスなどを採用し、外部からの強い衝撃によるパネルの破損を防ぎます。

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屋外用デジタルサイネージの主な分類

一口に屋外用デジタルサイネージと言っても、設置の方法や画面の仕組みによっていくつかの種類に分かれています。自店舗の環境に合わない機器を選んでしまうと、本来の集客効果を発揮できません。

ここでは、設置形態(壁掛け・自立スタンド)、画面の仕組み(液晶・LED)に加え、運用負荷を左右する「コンテンツの更新方法」についても比較しながら解説します。

屋外店舗2
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壁掛けタイプと自立スタンドタイプ

屋外用デジタルサイネージの設置方法には、大きく分けて壁掛けタイプと自立スタンドタイプの二種類が存在します。

壁掛けタイプは、建物の外壁や柱などに専用の金具を用いて直接機器を固定する方法で、通行人の導線を妨げずに設置できるという利点があります。人の目線より少し高い位置に設置すれば、遠くから歩いてくる人の視界にも入りやすくなりますが、一度設置すると手軽に移動させることが難しいため、事前に場所を慎重に決める必要があります。

一方で自立スタンドタイプは、機器が専用の頑丈なスタンドに組み込まれており、地面に置いて使用します。下部にキャスターが付いているモデルであれば、店舗の営業時間に合わせて外に出したり、閉店後に店内にしまったりすることができ、柔軟な運用が可能です。

店舗のスペースや防犯上の観点を踏まえて、どちらのタイプが自社に適しているかを検討してみてください。

液晶ディスプレイとLEDビジョン

画面の表示方式にも、液晶ディスプレイとLEDビジョンという二つの主要な種類が存在します。

液晶ディスプレイは、スマートフォンや家庭用テレビと同じような構造で、非常に高精細で美しい映像を表現できるのが特徴です。近距離で見る細かな文字や、シズル感のある料理の写真をきれいに表示するのに適しており、店舗の前に置く看板として多くの企業に選ばれています。

一方でLEDビジョンは、小さなLEDランプをパネルいっぱいに敷き詰めて映像を作り出す仕組みになっており、非常に明るく、遠くからでもはっきりと見えるのが強みです。複数のパネルを組み合わせることで画面を自由に巨大化できるため、ビルの屋上やイベント会場など、遠方にいる大勢の人に向けた情報発信に向いています。

どのような距離から、どのようなコンテンツを見せたいかによって、最適な表示方式を選ぶことが重要です。

比較のポイント 液晶ディスプレイの特徴 LEDビジョンの特徴
主な用途 店舗前の看板や、文字を含む詳細な情報表示に適しています。 ビルの壁面広告や、遠距離から見せる大迫力の映像に適しています。
映像の繊細さ 高精細なつくりであるため、小さな文字や写真もきれいに表示することが期待できます。 画面に近づくと粗く見えますが、離れた場所からは鮮明に見えます。
画面の明るさ 高輝度モデルでも、発光の強さではLEDに一歩譲る場合が多いです。 自らが強く発光するため、直射日光下でも圧倒的な存在感を放ちます。
サイズの自由度 メーカーが用意している決まった画面サイズの中から選びます。 小さなパネルをつなぎ合わせる仕組みのため、巨大な画面を比較的自由に構築できると言えるでしょう。

スタンドアロン型(USB)とネットワーク型(クラウド)

コンテンツの更新方法には、本体にUSBメモリを挿して映像を読み込ませる「スタンドアロン型」と、インターネット経由で遠隔から映像を変更できる「ネットワーク型(クラウド型)」があります。 屋外サイネージの場合、雨の日や強風の日に外へ出てUSBを差し替える作業はスタッフの大きな負担となります。また、屋外にあるUSBポートはいたずらや盗難のリスクもあるため、費用はかかりますが、安全かつ手軽に屋内から更新できるネットワーク型の導入を強くおすすめします。

【関連記事】ネットワーク型デジタルサイネージとは?スタンドアロン型との違いや導入メリットを解説!|株式会社USEN MEDIA PROMOTION

屋外用デジタルサイネージの導入事例

屋外用デジタルサイネージは、店舗の外や街頭などに設置され、多くの通行人に情報を届けることができるツールです。紙のポスターとは異なり、映像を使って視覚的にアピールできるため、様々な場所で導入が進む状況にあります。ここでは、実際の導入事例をいくつかピックアップして紹介します。

ビル外壁などの屋外展開事例

屋外用デジタルサイネージの具体的な事例として挙げられるのが、渋谷ハチ公前交差点や六本木ヒルズに設置されている大型ディスプレイです。これらは広告やインフォメーションなどの用途で活用され、多くの歩行者へ一斉に情報を届ける役割を担っています。

表示する内容を用途に合わせて絞り込み、役割をシンプルにすることで、通行人が瞬時に情報を理解しやすくなる工夫が施されています。

飲食店のドライブスルーや店頭における展開事例

屋外用デジタルサイネージの身近な活用例として、ファストフード店などのドライブスルーに設置された屋外用メニューボードが挙げられます。 紙のメニューとは異なり、時間帯(モーニングやランチなど)に合わせて表示内容を自動で切り替えられるため、注文のスムーズな進行とスタッフの業務負担軽減につながっています。 また、路面店の店頭スペースでは、シズル感のある料理の動画や日替わりキャンペーンの情報を高輝度ディスプレイで配信することで、歩行者の視線を釘付けにし、来店を直接的に促す集客ツールとして高い効果を発揮しています。

屋外用デジタルサイネージを設置する際のポイント

魅力的な屋外用デジタルサイネージですが、いざ設置する段階になってトラブルが起きないよう、あらかじめ気をつけるべきポイントがあります。特に、屋外への設置特有の法律やルールの確認と、長期的なコストの計算は避けて通れません。

ここでは、各種法規制への事前の対応と、導入・運用にかかる費用のポイントについて解説します。

屋外広告物条例などの各種法規制への対応

屋外の空間に看板やデジタルサイネージを設置する際には、法律や条例による規制を守る必要があります。

とくに注意しなければならないのが、各都道府県や市区町村が独自に定めている屋外広告物条例です。この条例では、良好な景観の形成・風致の維持・公衆に対する危害の防止を目的として、看板の大きさや高さ、設置できる場所の制限などが細かく決められています。

さらにデジタルサイネージ特有のルールとして、画面の明るさの上限や、映像が切り替わる速度に制限が設けられている地域もあります。「スピーカーから出る音量」も注意すべき項目です。動画の音声を流す場合、各自治体の「騒音規制条例」に抵触しないよう注意が必要です。特に住宅街が近いエリアでは、夜間の音声出力が厳しく制限されることがあります。時間帯によって音量を自動調整できる機能があるかどうかも、機器選びの重要なポイントです。

自治体によっては、事前に詳細な図面を提出して設置の許可を得る必要があるため、無断で設置を進めると罰則の対象となる恐れがあります。機器を購入する前に、設置予定の場所を管轄する役所の担当窓口へ必ず確認を取り、法的な基準を満たしているかを入念に調査してください。見落としがちなのが「公道への進出」です。自立スタンドタイプのサイネージを設置する際、自社の敷地内に収まりきらずに歩道などの公道にはみ出してしまうと、管轄の警察署から「道路使用許可」や、自治体から「道路占用許可」を別途得る必要があります。無許可での設置は道路法違反となるため、設置位置の境界線には十分注意しましょう。

初期費用と定期的なメンテナンス費用の見積もりを計画する

導入にかかる費用をしっかりと計画しておくことも、スムーズな運用のために欠かせません。

屋外用のデジタルサイネージは、防塵防水加工や高輝度ディスプレイを採用しているため、標準的な屋内用機器に比べて本体価格が高価になる傾向があります。さらに、壁掛けタイプを選択した場合は、外壁への特殊な取り付け工事費が必要になり、電源を引くための配線工事も含めると初期費用が大きく膨らむことがあります。

また、導入して終わりではなく、毎月の電気代や、遠隔でコンテンツを更新するためのシステム利用料、万が一の故障に備えた保守サービスの料金など、継続的なランニングコストも発生します。

目先の本体価格だけで判断するのではなく、数年間の運用にかかるトータルコストを正確に計算した上で、自社の予算範囲内に収まる最適な機器を選ぶことが大切です。

考慮すべき費用の種類 主な内訳と確認のポイント
導入にかかる初期費用 機器の本体価格のほか、専用のスタンド代や設置工事費、初期設定の費用が含まれます。
コンテンツの制作費用 放映する動画や高品質な画像を、外部の制作会社に依頼する場合にかかる費用です。
毎月のランニングコスト 機器を毎日稼働させるための電気代や、映像を更新するためのクラウドシステムの利用料です。
維持管理や保守の費用 定期的な機器の清掃や点検、故障時の迅速な修理対応に備えるためのサポート費用です。

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まとめ

この記事の要点をまとめます。

  • デジタルサイネージは視認性が高く、集客に効果的なツールとして市場が拡大している
  • 屋外への導入時は、直射日光に負けない高輝度と雨風に耐える防塵・防水性能の確認が必須となる
  • 設置場所や目的に合わせて、壁掛けや自立型、液晶やLEDなどの種類を適切に選定する
  • トラブルを防ぐため事前に屋外広告物条例を確認し、維持管理を含めたトータルコストを見積もる

屋外用デジタルサイネージの特性を正しく理解し、自店舗の集客力向上に向けた具体的な導入計画を進めてみてください。


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