2026.4.13
「音」で振り向かせ、「映像」で決める。店内放送とサイネージの連動で実現する、これからの店舗販促

「デジタルサイネージを導入したけれど、思ったほど販促効果が上がらない……」「コンテンツを作り込んでいるのに、お客様が画面を見てくれない」
多店舗展開を行う小売・飲食・サービス業の販促担当者様から、このようなご相談をいただくことが増えています。美しい映像を流すだけでは、情報が溢れる店内でお客様の足を止めるのは至難の業です。そこで今、販促のプロが再注目しているのが、店舗の「聴覚(店内放送)」と「視覚(デジタルサイネージ)」の同期です。
「音でハッとさせ、映像で納得させる」。この連携により、垂れ流しの情報は初めてお客様にとっての「自分ごと」へと変わります。これらをスタッフの手作業ではなく、システムで自動連動させることこそが、効率的かつ効果的な販促のカギとなります。
今回は、USENが提供するデジタルサイネージサービス「USENサイネージ」の最大の特徴である「店内放送連携機能」について、そのメリットと具体的な連携方法を解説します。
- インデックス
- なぜ、「店内放送」と「映像」を連動させる必要があるのか?
- USENサイネージで選べる2つの「BGM連携パターン」
- 【活用事例】業種別・シーン別に見る「連動演出」のメリット
- USENだからできる「システム連携」の強み
- 導入・運用も安心のサポート体制
- まずは「今の店舗環境」で何ができるか、ご相談ください
なぜ、「店内放送」と「映像」を連動させる必要があるのか?
人間が情報を受け取る際、視覚情報だけに頼ると、どうしても「見落とし」が発生します。特に店舗内では、お客様は商品を見たり、同行者と会話をしたりしているため、無音のサイネージは背景の一部になりがちです。
通常、サイネージと店内放送が連動していない場合、以下のような「チグハグ」な状況が起こりがちです。
Before: 店内放送で「ボージョレ・ヌーヴォー解禁」のアナウンスが流れているのに、サイネージでは「焼き芋」の映像が流れている。
課題:視覚と聴覚の情報がバラバラだと、お客様は混乱し、記憶に残りません。また、放送と映像の音が重なり合い、店内の心地よさを損なうノイズになってしまう懸念もあります。
USENサイネージのBGM連携機能を活用すると、この課題を一挙に解決できます。
After: 店内放送で「ボージョレ・ヌーヴォー解禁」と流れるタイミングで、サイネージにも「ボージョレ・ヌーヴォー」の映像を表示。
効果:耳と目の両方から同じ情報を届けることで、情報の理解スピードと記憶定着率が飛躍的に向上。迷い中のお客様の背中を押し、購買行動をダイレクトに促します。
USENサイネージで選べる2つの「BGM連携パターン」
USENサイネージでは、店舗の設備環境に合わせて2つの連携パターンを選択できます。
パターン1:USEN MUSICシリーズとのシステム連携(おすすめ!)
USENのBGMサービス(USEN MUSIC / USEN MUSIC Enterprise / USEN MUSIC PRX)をご利用の場合、最もスマートに連携が可能です。
特徴:
- 音声配線が不要:クラウド上で同期するため、放送チューナーとサイネージ端末を音声ケーブルで物理的につなぐ工事が不要です。
- 自動連動:BGMや店内CMのスケジュールを自動的に取り込み、サイネージで放映したい映像コンテンツを紐づけるだけで連動します。
- 運用の自動化:放送スケジュールと映像が自動で紐づくため、サイネージ側で「何時にこの映像を出す」といった二重の管理手間がなくなります。
パターン2:AUX割込み(他社チューナー利用時など)
USEN MUSICシリーズ以外のチューナーをご利用の場合でも、「AUX(外部入力端子)」を利用した連携が可能です。
特徴:
- 仕組み:サイネージ端末(STB)とBGMチューナーなどを音声ケーブルで接続します。
- 挙動:サイネージ動画の再生時だけ、BGMに割り込む形でサイネージの音声が店内に流れます(再生終了後は自動でBGMに戻ります)。
- 注意点:物理的な配線が必要になるため、STBの設置場所がチューナー付近に限定される場合があります。
【活用事例】業種別・シーン別に見る「連動演出」のメリット
では、具体的にどのようなシーンでこの連動機能が活躍するのでしょうか。特に効果が高かったスーパーマーケットの事例をはじめ、4つの活用シナリオをご紹介します。
事例1:スーパーマーケット(惣菜売り場)
【課題】「揚げたて」の魅力を、惣菜売り場以外のお客様にも伝えたい。
スーパーマーケットでは、夕方のピーク時に「只今、唐揚げが揚がりました!」といった店内放送を流すのが一般的です。しかし、放送だけでは他のお客様の会話や作業音にかき消され、「いま、どこで、何が起きているか」を瞬時に伝えるには限界がありました。
USENサイネージ導入後(連動あり):「唐揚げが揚がりました」というアナウンスが流れると、同時に店内のサイネージが「湯気の立つ、揚げたての唐揚げ映像」に切り替わるように設定。
効果:「揚げたて」の告知を店内のどこにいても耳でキャッチでき、同時にサイネージで「立ち上る湯気」を目にすることで強烈に食欲を刺激。「今日の夕飯は唐揚げにしよう」という衝動買い(ついで買い)を誘発し、結果として唐揚げの売上が大きく向上しました。
事例2:アパレル・雑貨店
【課題】タイムセールの盛り上がりを作りたいが、スタッフが忙しくて手が回らない。
これまで(連動なし):店内放送で「タイムセール開催中」と流れるが、サイネージは通常のブランド訴求動画が流れたまま。お客様はどこで何が安いのか直感的にわからず、スルーしてしまう。
USENサイネージ導入後(連動あり):定時のタイムセール放送が流れると同時に、サイネージが「赤と黄色を基調としたインパクトのある特売画面」に自動で切り替わります。店内の空気が一変し、「今、ここでお得なことが起きている」というライブ感が演出され、売り場への回遊率が向上します。
事例3:雑貨店
【課題】ブランドの世界観を崩さずに、キャンペーン情報を伝えたい。
これまで(連動なし):BGMとは別に、サイネージから独自のナレーションが流れ、店内の雰囲気がチグハグに。
USENサイネージ導入後(連動あり):普段は環境映像でブランドイメージを訴求。「メンバーズ会員限定セール」の落ち着いたアナウンスが流れるタイミングに合わせて、サイネージには「会員登録用QRコード」を大きく表示。「興味はあるけれど、どうすればいいかわからない」というお客様に対し、スマートにアクションを促すことができます。
事例4:クリニック・サービス業
【課題】待合室のお客様へ、効率的に案内を行いたい。
これまで(連動なし):受付スタッフが何度も同じ案内を口頭で伝えているが、伝わりきらない。
USENサイネージ導入後(連動あり):定期的な案内放送(「問診票のご記入をお願いします」「感染症対策について」など)に合わせて、サイネージに「記入例」や「イラスト図解」を表示。「耳で聞いて、目で確認する」流れを作ることで、お客様の理解度が深まり、スタッフの負担軽減にもつながります。
USENだからできる「システム連携」の強み
「連動させるには、複雑な設定が必要なのでは?」「タイミングがズレて、かえって不自然にならないか?」
そのような懸念を解消するのが、USENの技術力です。
1. 放送機器と直接連携する「安定性」
一般的なサイネージでもAUX接続での音声感知などで画面を切り替えることは可能ですが、切り替わり時に雑音が入ってしまったり、タイムラグが大きかったりと不安定な場合があります。USENのサイネージは、多くの店舗様でインフラとして導入されている「USEN MUSICチューナー(店内放送用機器)」とシステム的に連携します。音声コンテンツに映像を同期するため、誤作動がなく、スムーズなタイミングでコンテンツを切り替えることが可能です。また、放送と映像がシステムレベルで統合されているため、「大切なアナウンス中に映像の音が割り込む」といった不自然なトラブルも防げます。
2. 現場の手間は「ゼロ」
多店舗展開において最も避けたいのは「現場スタッフの作業負担」です。USENのシステムなら、「何時の放送に合わせて、どの映像を出すか」は事前に設定済み。忙しい店舗スタッフがリモコンを操作したり、タイミングを調整したりする必要は一切ありません。全店一括で、本部が意図した通りの完璧なタイミングで販促が行われます。コンテンツごとの音量バランスも自動調整されるため、「急に音が大きくなってお客様を驚かせる」心配もありません。
3. 「配線不要」でスマートな導入も可能
従来の連動システムは、機器同士を有線ケーブルで繋ぐ必要があり、配線工事が複雑になるケースがありました。USENサイネージなら複雑な配線は一切不要で導入頂くことができます。
導入・運用も安心のサポート体制
「機能は魅力的だが、導入コストや故障時の対応が心配」という点についても、店舗BGMのパイオニアであるUSENならではの安心感をご提供します。
初期費用を抑える「レンタルプラン」
ディスプレイやSTB(再生機器)は、購入ではなくレンタルでの導入が可能です。初期投資を大幅に抑えられ、資産管理の手間も省けます。
全国約140拠点の「万全なサポート」
万が一のトラブル時は、全国のフィールドエンジニアが迅速に対応。また、365日年中無休の電話サポートも完備しており、土日祝営業の店舗様でも安心してご利用いただけます。
直感的に使える「CMS(管理画面)」
全店舗の配信スケジュールやコンテンツ管理は、PCの管理画面から一括操作が可能。専門知識がなくても直感的に使えるデザインで、運用の属人化を防ぎます。
まずは「今の店舗環境」で何ができるか、ご相談ください
「店内放送とサイネージ、もっとうまく連携させたい」「今あるUSENのチューナーを活用して、コストを抑えて導入したい」
そうお考えの担当者様。まずは、現在お使いの設備や店舗環境で、どのような演出が可能か確認してみませんか?
空間演出のプロフェッショナルが、貴店の業種や課題に合わせた最適なプランをご提案します。無理な売り込みはいたしません。まずは「音と映像」が作り出す新しい可能性について、お話させてください。



